私「玲子様、おはようございます!」
冷子「あら、おはようおちびちゃん。あたしの言いつけを守ったようね。」
私「はい!」
冷子「いい子ね。朝ごはんをあげるわ。」
私はキッチンに持っていかれ、運動場のような広さのテーブルに置かれた。
しばらくすると冷子は巨大なロールパンを目の前に置いた。
冷子「さぁ、食べなさい。食べれるだけでいいわよ。」
私「はい!」
昨日から何も食べていない俺は、夢中になってロールパンを食べた。
冷子「あらあら・・・がっついちゃって。昨日から何も食べてないんだから無理はないわね・・・。どう?おいしい?」
私「はい!!すっごくおいしいです〜!!!」
冷子「ふふふ・・・たっぷり食べときなさい。じゃないとお仕置き中に体力が持たないんだから。」
私「あうう・・・」
それを聞いて血の気が引いた。しかし冷子に逆らうとどんなお仕置きが待っているかわからない・・・
私は無言で食べ続けた。
私「ご馳走様でした。おなかいっぱいです!」
冷子「うふふ。よく食べたわね。」
ロールパンをさげると、冷子は残酷な笑みを浮かべた。
冷子「ふふふ・・・。今日はどんなことをして遊ぼうかしらねぇ?」
私「あうう・・・」
冷子「いいわよぉ。その表情!いじめたくなるわ〜。」
冷子は私を顔の前に持っていくなりこう言った。
冷子「うふふ。あたしの体の中を探検してみたくない?」
私「え?」
冷子「・・・鈍感ねぇ・・・。わからないの?」
私「・・・」
私にはその意味がはっきりとわかった。いや、わかってしまったといったほうがいいのかもしれない。
冷子「どうやらわかってるようね。そう。今日はお前を食べちゃおうと思ってるの。」
私「そ、そんな・・・。」
冷子「ふふ、大丈夫よ。噛み潰したりしないから。生きたまま丸呑みにしてあげるわ。」
私「あ、あの・・・」
冷子「ん?なぁに?」
私「人間が人間を食べるなんておかしくないですか?」
冷子「あら、何がおかしいのよ。強いものが弱いものを食べるなんて当たり前じゃない。
そんなこともわからないの?」
私「で、でも・・・」
冷子は私の足をつまむと、私を逆さづりにした。
私「きゃあ!!」
冷子「さぁて・・・頭から食っちゃおうかしら?」
私「たすけてええええ!!」
冷子「ふふふ・・・・」
あ〜ん・・・
冷子は私を上に持っていくと大きな口をいっぱいにあけた。ねばついた唾液が口内で糸を引いていた。
そして私の恐怖心を増徴させるように舌をゆっくり動かした。
ぴちゃぴちゃ・・・
私「いやぁ・・・やめてぇ・・・」
冷子「いっただきま〜す!」
その声と同時に足をつかんでいた指の力がなくなり私は冷子の口に落とされた。
バックーン!!
轟音とともに口が閉じられた。
冷子「ふふふ・・・まずはよ〜くなめて味わってあげるわ。」
私「んーんー!!」
もにゅもにゅ・・・
私「んー!んあーーー!!」
ねばついた唾液まみれの舌が私を容赦なくなめまわした。
冷子「(んふふふ。おいしい。)」
私「やめてぇ!いやぁあああああ!!」
しばらくなめまわされた後に冷子は私の脳に直接語りかけてきた。
冷子「どう?飴玉のようになめ転がされる気分は。そろそろお前を噛んでみようかと思ってるんだけど・・・」
私「え!?え!?」
冷子は私の周りにずらりと並んだ巨大な歯を2,3回噛み合わせた。
口内にその音が響き渡った。
ガチーン、ガチーン・・・
冷子「さぁて・・・、どの歯で噛んでやろうかしら?」
私「やめてぇ・・・」
冷子「ふふふ・・・」
舌が私を持ち上げて、右の奥歯のほうに運んで行った。
ドサッ
奥歯の上に落とされたかと思うとすぐに上顎の奥歯が迫ってきた。
私「いやああああああ!!」
ズシーン
私「っく!おもいぃ・・・」
冷子「んふふ、あがいたって無駄よ。ゆっくり力を入れてあげるわ。」
グググ・・・
私「ぎゃあああああ・・・・」
冷子「ふふふ・・・お前の悲鳴はあたしに聞こえてるのよ。さぁもっと苦しむがいいわ!」
冷子は噛み潰れる手前で力を緩めた。
私「はぁ・・・はぁ・・・」
冷子「このまま噛み潰しちゃってもいいんだけど、それじゃ体内探検の意味がないからね。」
私「・・・」
冷子「・・・でも逃げようとして捕まったときは容赦なく噛み潰すからね。」
私「あうう・・・」
冷子「じゃあそろそろ飲んじゃおうかしら?」
生暖かい舌が私をのどの奥へと運んでいった。巨大な口蓋垂が目の前に現れた。
飲みこむ直前で冷子は私を怖がらせるようにつばを飲み込んだ。
ゴックン
そして冷子は私にこう言った・・・
冷子「次はお前よ。」
その瞬間、舌が激しく動き私をのどの奥に突き落とした。
ゴックン
のどの粘膜が私を包み込み、胃のほうへと私を運んでいった。
しばらくすると私は広いところに放り出された。
ドサッ
私「いったぁ・・・」
冷子「ふふふ・・・どうやら胃に着いたようね。どう?私の胃の中は。暗くて見えないでしょ?今見えるようにしてあげるわ。」
すると胃の中が電気をつけたように明るくなって見えるようになった。
胃の中には今朝食べたであろうものが消化されるのを待っているかのように胃液に沈んでいた。
冷子「うふふ・・・、あたりをよく見なさいおもしろいものがあるでしょう?」
言われたとおりに見渡してみると、なんと人の骨のようなものが転がっていた。
私「ひぃっ!!」
冷子「ふふふ、見つけたようね。それがなんだかわかるかしら?」
私「ほ・・・骨・・・?」
冷子「そのとおり、骨よ。昨日食べてやったやつのね!」
私「いやああああああ!!!」
冷子「そいつが逃げようとしてたから捕まえて食べてやったの。
苦しんでもらうために丸呑みにしてやったのよ。」
私「・・・」
冷子「苦しかったでしょうね・・・、何せ生きたまま胃液で溶かされるんだもの。」
私「・・・」
冷子「あいつ死ぬまで叫んでたわ。『たすけて!!痛いー!!溶けるー!!』なんてね。
お前もそうならないように気をつけなさい。」
私「あうう・・・」
あまりの恐怖で何も言うことができなかった。
しばらくすると冷子が語りかけてきた。
冷子「残念だけど今回の体内探検はここ(胃)までよ。吐き出すわね。」
すると胃のが迫ってきて私を食堂に押し戻した。
そして・・・
ゴボッ
びちゃっ
冷子「ふふふ・・・ゲロだらけね。さぁこれで体を洗いなさい。」
私「はい・・・」
そこには私のサイズのお風呂が用意されていた。
冷子「今日からこのお風呂を使いなさい。疲れた体を癒すにはちょうどいいでしょ?」
私「はい・・・ありがとうございます・・・」
冷子「あらあら、かなりお疲れね。まだ遊んであげようと思ったけど明日にしてあげるわ。」
私「ありがとうございます・・・」
お風呂に入ってどうやって寝たかは覚えていない。
明日もまた地獄のようにおもちゃとして遊ばれるのだろうか・・・
―第2章 終了―